予想外の事態。

リーダーとサブリーダーを失い、ジェイソンとヒューに動揺が走る。

「ここは撤退するしかない!」

叫ぶヒューだが。

「馬鹿言え!バニング達を見捨てる気か!お前衛生兵だろう!」

ジェイソンはステアー、そしてサイドアームのコルトガバメントの二挺で抗戦する。

弾幕を張って敵を寄せ付けないようにしつつ、何とかバニング達に駆け寄るジェイソン。

だが敵の猛攻は、ジェイソンをも死地に追い込もうとしている。

1人での抗戦は、やはり無理か。

これでは3人目の犠牲者が出てしまう。

しかしその時。

「!!」

ジェイソンでもヒューでもない、もう1つの射撃が、彼らを援護した。

振り向く彼らが見たのは、バラクラバを被ったACUの男。