「小日向おまたせ〜」

「待ってません。半径2メートル以内に近づかないで下さい」

「何、つめたいなー」

「こっちは迷惑なんです!」

一緒に下校
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
じろじろと周りに見られつつ、私と先輩は約束通り下校をしていた。

「おっと、ケータイ忘れた」

「え?先帰っていいっすか?」

「だめ!帰ったらお仕置きなー」

王子様スマイルを飛ばして颯爽と階段を駆け上がる先輩。

「帰ったら何されるんだろう…」