君は乙姫 僕は彦星




雨の日


今日もお父さんは帰ってこない。



私は、心配なんてしない。


お母さんを捨てた、お父さんの事を私は家族なんて思いたくないもの。



お母さん…



お母さんに会いたい…



『夏穂…寂しくなったら、星を見るの。お母さんは、ずっとそこで夏穂のこと、見てるよ。』



私は、自分の部屋のベランダに出た。


今日は、雨が降ってて星空も見えない



お母さん…もう、ダメかも



私は、玄関に行って、靴を履き外へ飛び出した。



行き先なんか、決まってない。