ふと、前の席の大輝を見ると…爆睡中。
イタズラしたくなって、静かにあたしの教科書を取り出す。
「おっはよー!」
あたしが勢い良く大輝の背中を叩くと、大輝くんの背中は反りまくり。
「はあっ?!?!」
ナイスリアクションすぎて、お腹を抱えて笑う。
く、苦しい…っ。
「首いってぇ…!なんだこれ!背中いってぇ!」
ぶっ…はははっ!
やばい、ホント最高…。
「おい…もう人間不信になるぞ…」
大輝があたしを睨みつける。
そんな見つめないでよ〜。
ほんとに寝起き悪いんだから〜。
あたしがひと目も気にせず、大輝と遊んでいると…。