…う、わわわ。
そういえば、あたし何言っちゃったんだろう…?!
あんな恥ずかしいとこ見せちゃったし…。
…大ッキライな奴なのに…!
ーーーバンッ
「ごめんな!遅くなった!あれ…?ちゃんといたのか。莉子」
千弘がひょこっと出てきた。
なんか恥ずかしすぎてやばかったから、ナイスタイミングだよ…千弘っ!
「遥斗、はいこれ〜。借りてたまんが」
「ん?…懐かしい…」
「…だろーな。……いつ借りたか忘れたぐらい持ってたし…」
「千弘ちゃんだから許す。」
「おい、遥斗。その呼び方やめろよな…」
あたしなんか、気にせず二人の世界で話して、西谷はさっさと帰っていく。

