「莉子、あの後どうしたの?」
月曜の朝、あたしが席に座っていると、美佳がきた。
土曜は、あたしが勝手に帰ってしまったんだ。
美佳、びっくりしたよね…ちゃんと謝らなきゃ。
「…走ってたら、家についてた……ごめん!…」
「はあ?…なんで走ったのよ」
「…まあ、いろいろと…」
さすがに元カレにときめいて動揺したなんて言えないよ…。
あたしだって認めたくないし。
「……まあ、大丈夫ならいいけどさ…。もう〜事故かと思ったんだからね…」
「ほんとにごめん!次からはちゃんと連絡します…。」
「なら、許してあげる。無事でよかった!」
…心配かけてごめんね。美佳。
思いつきで行動するの、もうやめよう。
「なに暗い顔してんの?似合わないけど?」
「に、似合うもん!!!」
「ははっ自分で言うな」
…美佳は大人だなぁ。
どんな時も冷静で慌てないしさ…。(あ、イケメンを見つけた時を除いてね)
よしっ!あたし、美佳を目指そう。
肉食女子は無理だけど、大人女子(?!)になるのよ!!

