ちゃら男くんの好きな子。




「ばいばーいっ。遥斗っ!」


「もう帰っちゃうのぉ??このあと遊ぼうよぉ!」



「今日急いでんの、また今度な〜。」


声がして、中から一人の男子が出てくる。



え…今、遥斗って…聞こえた…。

まさか…。




「げ、雨降ってる……まじか…」



顔を引きつらせて、つぶやきながら出てきたのは、紛れもなく西谷だった。