「はぁあああ…」
突然、市来が頭を抱えてしゃがみこんだ。
「っ…ごめん…迷惑だよね…」
やっぱり帰ろうとした。
そのとき。
「…不意打ちすぎる…しかも大好きとか無理」
「…?に、西谷?」
「…俺のほうが好きだし。てか、この間、俺がどんだけ傷ついたと思ってんの」
こっちに近づきながら、文句を言って怒ってる西谷。
あたしのこと…好きって言った…の?
みんなのこと好きだよ〜って言ってた西谷が…?
「絶対離してやんねー…。覚悟して」
「…えっ…?!」
これ夢じゃないよね…?!
西谷もあたしのこと好きでいてくれたの…?
「西谷…、好きっ!」
あたしはたまらず抱きついた。
幸せすぎて、体が先に動くんだ。
「はっ?!……っ、もう、まじ…くそ」
一気に顔が赤くなる西谷。
こんなの見れるなんて、レアだ〜。
あたしより普通に可愛いんじゃない?!
こんな愛しいなんて感情初めてだよ。
これも、西谷と出会えたからなんだ。
神様は、あたしたちを出会わせてくれたんだ。

