ちゃら男くんの好きな子。



あたしは、そのまま南校に向かった。

着いた頃には、死にそうなくらい足元がふらついて、息もろくにできなかった。



「あの!西谷…西谷遥斗いますかっ!」



近くにいた南校の制服を着た子に声をかける。



「えっ?!…っと…体育館に…」

「ありがとうございますっ…!」




苦しいけど、あたしは今伝えたいんだ。

この気持ちの大きさも、辛さも。




「よっしゃー、そろそろ休憩入るぞ〜」

「「うぃーす」」


方向音痴なだけあって、相当時間はかかったけど、なんとかついた。

キャプテンらしき人の低い声が聞こえて、それをたどってきた。

ありがとうございました!



体育館には、たくさんの女子がいる。

うちの学校のギャラリーの二倍くらいはあるか…。


でも、そんなことで怯んでる場合じゃない!