ちゃら男くんの好きな子。




またいつものように月曜がやってくる。


もう桜の花が咲きはじめ、卒業式の季節。

あたしの決意は固まっていた。



「美佳。」

「ん〜?」


「話があるの…。」



あのあと何があったのか、あたしには分からない。

でも、そんなこと怖がってても始まらないんだ。


もしかしたら、二人は付き合ってるかもしれない。


美佳とはもう話せなくなるかもしれない。

でも、あたしの気持ちを伝えるんだ。


届かなくてもいい。

無理でもいい。


それでも、ケジメをつけなきゃいけないんだ。