「なあ!桜沢の莉子ちゃんでしょ?!」
…え…?!だれ?!
突然、見知らぬ男子高校生に話しかけられた。
「うっわ〜まじかわいい!!」
「生で初めて見たんだけど!!」
「ねえ、一人なら俺らと遊ぼーよ!」
…えっと…かわいいって…あたしのこと?!
やばい、嬉しいっ!
でも…この状況…どうしたらいいんだろう…。
いつも、こういうとき、美佳が守ってくれたから…。
「…な、なんであたしのこと知ってるんですか…?」
あたしが恐る恐る聞くと、彼らは笑いだした。
「ははっ、知らない奴なんていないだろ!」
「だって君…」

