「おっそ…」
待ち合わせの噴水のところで、西谷が不機嫌につぶやいてるのが見える。
その隣には、あくびをしてる千弘。
それを見て、美佳は目をこすってる。
幻覚?!とか言ってるけど、本物の千弘ですね。
そんなおかしな美佳の様子を止まって見ていたら、緊張がゆるんだ。
いつの間にか美佳は、あたしの横にはいなかった。
あっという間に千弘たちのところに先に行っていた。
「千弘!なんであんたがいんのよ?!」
「は?遥斗に誘われたからだよ」
「遥斗くんに?!」
…い、行きづらい…。
でも、行かなきゃ…。
「早くおいでよ!莉子!」
「うん…!」
あたしは三人のところまで重い足を動かした。

