我ながらどうしたのだろう?と思う。
いつも、どちらかというと、職場で男性と話すのも苦手な方なのに、初めて会った、名前もまだ知らないこの男性と、なぜか饒舌に話している自分に、少し驚き、戸惑ってしまう。
『あ!』
そこで、サービスのしおりを思い出し、
『すみません。忘れちゃうとこでした。もう一つ渡すものがあるんです』
『渡すもの?』
『ハイ、あの本屋さん、今サービスで、本のしおりがもらえるんですけど…』
ふと、もらったグリーンのしおりを手渡そうとして、自分が全色のしおりを持っていることを思い出し、鞄の中から集めたしおりの束を取り出すと、彼に向かって全部を広げて見せる。
『一枚、選んでください』
『良いの?』
『好きな色をどうぞ』
そういうと、彼は思ったより慎重に選ぶそぶりをして、
最終的にブルーのしおりを指さし
『じゃ、このブルーをいただこうかな』
あるカラフルなしおりの中から、真っ青なブルーのしおりを抜き取る。
もう一度彼にお礼を言われ、これで、自分の役目は終わってしまった。
正直、まだもう少し話をしていたい気持ちもあるのだけど、仕方ない。
いつも、どちらかというと、職場で男性と話すのも苦手な方なのに、初めて会った、名前もまだ知らないこの男性と、なぜか饒舌に話している自分に、少し驚き、戸惑ってしまう。
『あ!』
そこで、サービスのしおりを思い出し、
『すみません。忘れちゃうとこでした。もう一つ渡すものがあるんです』
『渡すもの?』
『ハイ、あの本屋さん、今サービスで、本のしおりがもらえるんですけど…』
ふと、もらったグリーンのしおりを手渡そうとして、自分が全色のしおりを持っていることを思い出し、鞄の中から集めたしおりの束を取り出すと、彼に向かって全部を広げて見せる。
『一枚、選んでください』
『良いの?』
『好きな色をどうぞ』
そういうと、彼は思ったより慎重に選ぶそぶりをして、
最終的にブルーのしおりを指さし
『じゃ、このブルーをいただこうかな』
あるカラフルなしおりの中から、真っ青なブルーのしおりを抜き取る。
もう一度彼にお礼を言われ、これで、自分の役目は終わってしまった。
正直、まだもう少し話をしていたい気持ちもあるのだけど、仕方ない。



