そんな日々に寄り添ってくれたのが彰だった。 雄輔君に1度だけ"お前ら付き合ってんの?"と聞かれた。 私は少し焦った。 もうバレたのか…とも思った。 しかし彰は動揺することも無く、 「俺と綾は幼なじみのだもんね〜?」 そう言ったんだ。 「…うん!そうだよ!」 そう答え、俯いた。 「ふーん。」 と、興味もなさそうな声を出した雄輔君。 私は涙がこぼれた。 そんなにも興味が無いのかと。