しばらく経った頃…。 雪は転校した。 親友である私にさえ何も言わずに。 もう1度、私達の前に姿を現したなら…。 もう、私は独り身だね。 雄輔君の愛する雪が目の前に、もしもいたのなら…。 私なんて、もういらないでしょ? 私なんかの料理よりも…。 私なんかの手紙よりも…。 ずっと…ずーっと嬉しいでしょう?