世界が彩られたこの瞬間を、ずっとずっと忘れない




「は、遼希!」



顔を上げると、走ってくる望愛の姿が見えた。



「ごめん、遅くなっちゃった…」



「いや、まだ9時になってないし。俺が早く来すぎただけ」



そう、待ち合わせは9時に駅前のクリスマスツリー付近。


9時は早いとは思ったけど、望愛にそうしてほしいと言われた。


それにしても、望愛の私服は可愛い。


呼び出されるたびに私服は見てたけど、夜だったからあまり見えなかった。


だから、明るいところで見るのは初めてだ。