世界が彩られたこの瞬間を、ずっとずっと忘れない




(……ない!ない!)



家にいるのが辛いので、いつも通り図書室で勉強して今から帰ろうとしていた時だった。


入っているはずの手紙がなくなっていた。



(どこかで落とした?どうしよう!あの手紙を誰かに読まれたら…)



そう考えただけでとても恐ろしかった。


私は荷物を持って図書室を飛び出した。


必死になって校舎内を駆け回る。


すると、あるところで足が止まった。