世界が彩られたこの瞬間を、ずっとずっと忘れない



唯一の救いは、自分用の部屋があったことだった。


見た感じはすごく普通だった。


でもあの人たちが準備したと思えば、充分だった。


とにかくこの部屋にずっと籠もっていたい。


あの人たちの顔を極力見たくなかった。


それに私と違って愛里咲ちゃんには甘いみたいだ。


同じ双子なのに何でだろう…



『必ず辛い思いをすると思う』



おばあちゃんの手紙に書いてあったことを思い出す。


この生活が何年も続くと思えばとても苦痛だった。