世界が彩られたこの瞬間を、ずっとずっと忘れない




「ねぇ、お母さん。本当にこの子私の双子の妹なの?」



「…一応ね」



一応って…何か傷つく。


でもそれは序の口だった。


次の瞬間、愛里咲ちゃんは信じられない言葉を発する。



「私と双子なのに、なんでこんなにブスなの?」



「………え?」



今…何て言った?


可愛くないのは自分でも分かっていた。


愛里咲ちゃんよりもずっと。


でも血の繋がった双子だから、私と仲良くしてくれるんじゃないかって思っていた。


そんな期待は一瞬にして裏切られた。



「ほんとに何でだろうね。私たちは愛里咲を選んで正解だったのよ。ねぇ、あなた?」



「…ああ、そうだな」



……忘れてた。


この人たちは私を捨てたんだった。


ここに私の居場所はないんだ。