小さい声だったけど、確かに聞こえた。 そうだよな。 両親から愛情なんかもらったことないもんな。 望愛を見ると少し下を向いていた。 そっと望愛を抱きしめる。 「…俺と結婚したら、父さんも母さんも望愛の両親になるよ」 ぼそっと呟く。 「……え?なんて言ったの?」 って俺何言ってんの? 「いや、何でもない。しばらくこうさせて」 今日は全然望愛に触れていない。 もう限界だ。 望愛が愛おしくてたまらない。