世界が彩られたこの瞬間を、ずっとずっと忘れない




「もしかして、嫌だった…?」



望愛が心配そうに聞いてくる。



「嫌じゃないけど、俺ほとんど写ってないよ」



「確かに、ほとんど写ってなかった…」



なんせ友達がいなかったんだから、写ってるとしても集合写真か背景くらいだろう。



「じゃあ、高校の卒業アルバムには一緒に写ろうね!」



……ああ、今すっごく望愛を抱きしめたい。


望愛はいつも嬉しい言葉を言ってくれる。



「あら~、ラブラブね~。でも、もうそろそろ寝なさい」



今はもうすぐ23時になる時間だった。