「どうぞ、中に入って」 「おじゃまします」 中に入ると、リビングらしき方から賑やかな声が聞こえてきた。 「先に望愛の家族に挨拶してきていい?」 そう言うと、 「……」 望愛の身体が震えているのが分かった。 「大丈夫だから俺に任せて。俺は絶対に望愛の味方だからから。信じて」 望愛の小さな身体を抱きしめて言った。 「…うん。信じる」 約束を交わして、俺たちは敵陣に入った。