「君って面白いねー。 」その行動に先輩の笑いのツボをついたのか…先輩はコロコロ…と声を押さえながら笑うと…そんな矢先…。
「これより新入学生…入学式を行いまし。
全ての皆様…ご起立ねがいます。」
と、丁寧なアナウンスが流れたのに…しっ〜と…人差し指を唇にあてて「さあ…今だ…!!行って…!!」と私達を促す。
「あっ…あの私、姫野 凛音と言います!!」
先輩のしばしの別れが近づいてることを感じ思わず…自分の名前を名乗ると…先輩は「ご丁寧にどうも…。俺は3年放送部員の桐生 朝陽っていうんだ。また会えたらよろしくね!!」と笑顔で会釈した。

