「そーいえば………肝心のあの前に祭りであった男子学生どうやって探すの…?
手がかりは制服だったけど…男子みんな同じ制服きてるわけだし…名前とか学年とか…おおまかなも検討ついてるの?」


何気なく未毬ちゃんから放たれた質問に、私は身体がまるで凍りついたように一瞬硬直しみるみる頭の先から足のつま先にいたるまで蒼白状態……。


「「しまったーーー!! そこんとこ一番重要!!」」


先ほどの天にも昇る心地だった気持ちは…いまや完全に地にダイブしたまま…頭を抱え門のまえで嘆き座り込む私をみて未毬ちゃんは周囲に気をつかいながらとりあえず腕を引っ張り門をくぐった先で尋問した。