周りには呆れられたり…かなり心配されるなか…受験をなんとか突破した私はこの春……。

「「来ちゃった………。ほんとにここまで来ちゃった………!!」」


自分でも今さらだけど…ありえないくらいに勉強して…ただもう一度あの運命の人に会いたい一心で受験を乗り越えて合格。


そして…今こうしてあんなに夢見た校舎の前にたっているなんて…まだ夢でもみているみたいな感じだった。


「本当に来ちゃったんだねー!! 未毬ちゃん……!!」

もともと志望校だった未毬ちゃんも無事にめでたく入試に合格し同じくそびえ立つ学校の門の前で隣に並んでたつ未毬ちゃんに感極まり彼女の体を揺らした。