「てえーーい!!」
聞き覚えのある声とともにズシッとした重みが背中に乗ってくる。
恭真のやつが背中に乗ってきて……
重い…………
「恭真……お前めちゃくちゃ重いんだが…」
「だろうな!今すっげえ力入れてのしかかってるから!」
………こいつは大した馬鹿だな……
「で!どーしたんだ?」
「何が………?」
「何って……お前、なんか悩みありそうだなーって思ってさ」
そんなに変な顔してたのか…?俺…
「別に……。悩みなんてねーよ。」
「ふーん……」
恭真から生返事が返ってくる。
まぁ、まだ返事が来るだけ良い方か。