理想と現実紙一重


季節は春____
どこも入学シーズン真っ只中。


地域によるのかあたし達が歩いている通学路の桜はまばらに散り始めている。


あたし 峯咲 梓はまだ見ぬ高校生活に期待で胸が
いっぱいいっぱいでもう!!
どうにかなっちゃいーーー

「ならない。全部声に出てるっつーの」

「くうう〜っ、今日も研ぎ澄まされたツッコミですなあ」

本場から生まれたんじゃないかってほど、
ツッコミが鋭いこの女子は 沢 夏琳(さわ かりん)。

「ほんっと、あずの頭の中は世界一幸せだわ」

「でしょ!!ありがとう!!」

「いや…褒めてねえわ!!」


この夫婦漫才のような会話は中学校の頃から続いている。