「あ、有井悠くん。」 「え!?」 人がいた!? しかも女子!? 「逃げなくてもマフィンは 自分で食べたい派ですし。」 「あぁ、相田か。」 相田雪(あいだゆき)。 俺の隣の席。 コイツは俺に全く興味がない。 むしろ、普通に仲いい程度って感じ。 「モテる男も大変ですねー」 「他人事だと思って!!」 「全くもって他人事ですからね。」