「ただいま..」

家に帰ると夕飯の香りがした
お母さん、もう帰ってるんだ

帰り道、トーマは何度も声をかけてくれたが
私は抜け殻のように
頷くことしか出来なかった

今日は色々ありすぎて思考が追いつかない
結局今日も記憶の核心には触れられなかった