桜の木の下できみを待つ

桜子。退院したら、戦いになると言っているが、その体で大丈夫なの?」
「退院までの時間しかチャンスしかないのよねぇ。それまでの間に備えればいいと考えるし、厳密に計画を立てていくしかないんですよねぇ。」
「問題が起きたら、どうするんだ?」
「臨機応変に態様できるようにたてるのも私の策でしょうし、この計画が失敗すれば全責任は私に来るでしょうね。」
「それなりの覚悟が有って言ってるんですよね?」
「無ければ言いませんよ。私だって、時間がないんですもん。」
「そっかぁ?策と予測はもう出来てるんじゃねぇの?」
「ええ。出来ていても不安はあることには変わらないわ。」
桜子は、周りに敵がいないか確認をしてから、話し始めました。
「父と妹とソウルラバーを助ける。その前後、あるいはその間に襲撃の可能性がある。私は助けたら、そのまま戦闘体制に入ります。」
「俺らはどうすればいいんだ?」
「助けた方達を守って下さい。戦えるなら、加勢しても構いません。」
「なるほどな。守りたいやつが増えると大変だな。」
「そうかもしれないね。でも、誰が大丈夫戦わなければすべて終わりの道に進む。しかし、誰か大丈夫戦いに立ち上がれば勇気の一歩になることに変わりはしない。だからこそ立ち上がる勇者になるだろう。私は、立ち上がる勇者になろう。」
「やっぱり惚れた女だけあるな。」
「何か言った?」
ヨミエルは苦笑いしながら、桜子の髪の毛をクシャクシャをして話しました。
「気にするな。俺は桜子と一緒に戦ってやるし、守ってやるから、安心して背中を預けろよ。」
桜子は、頭をなでられるの嫌なのになんだか、デレくさそうにしてました。
「さてと・・・二組の恋愛事情をいいと思わない彼らにどう納得させられるだろうか?」
「功績を残し、この恋愛も示しつければ良いのでありませんか?」
「簡単な事じゃないんだそ。分かってるのか?」
「よーく分かっております。しかし、何かを変えなければ同じ事の繰り返しです。サラダトスも天界や地獄のやつらも戦います。私も考えも作もあります。同じ繰り返させはしないダメにも私は、死ぬ気でやるまでです。」
「我らも共に戦おう。だから、一人で行くことは許さねぇからな。」
「ヨミエルありがとう。」
「桜子、ヨミエル。2人の恋、結婚は認める分最後まで戦ってこい。みんなに認められてこい。いいな。」
「はい。…って私とヨミエルが恋仲なのバレてるうえに恋を認められてるし。」
「ダメだったか?」
「いやいや、何でバレたのか知りたくて・・・それで、」
「そうだったのか。見ていても愛しそうに見つめあって話しておったし、後は勘だろうな。」
「そうでしたか。それで、どうなされますか?」
「そんなにかしこまらなくてもいい。とにかく最後まで戦って、最後に勝利を手にしてこいとしか言えない。いいですな。」
「はい。さてと早めに動き始めなくちゃ。」
「始めるってどこから始めるんだ?」
桜子の人差し指を天に突き上げながら話し始めました。
「屋上に行って、力を溜め始めるんです。」
「そんなことしなくとも強いと思うがな。」
「お褒めのお言葉ありがとうございます。しかし、私は強くはありませんし力の使い方も分かりませんし、戦い方も分からないんじゃ足手まとい、敗北の原因になります。『あー。痛かったわ。』って済まされないんです。初戦だろうがなかろうが勝たなければこの世界が危険にさらすことを避けたいんです。綺麗事だと分かってて言ってる事は十分承知しております。」
「その気持ちは十分理解しておる。最後まで共に戦うことは変わらぬって事を忘れないで欲しい。」
「わかりました。早速、屋上に行ってきます。」
「俺らも着いて行ってもいいか?」
「もちろんだよ。早く行こう。」
「おう。」
屋上に行くと桜子は空を見あげで暫くながめてから、胡座をして力をため始め、力がたまり始めたころにヨミエルが声をかけました。
「桜子。力を貯めてるときに声をかけてすまないが、空と街を見てたがなぜ見ていたんだ?」
「天使がこの空、この街が1人で貶めようとしている自分は仲間と一緒に守れるんだろうかと不安になったんだ。」
「初めてだから仕方がない。ここで立ち止まってるようじゃ桜子は無様だぜ。」
「あら。けなしているの?私は不安があると言ったけど立ち止まると言ってないし。私は、何があっても歩き続ける。それに昔は、この街のダメに犠牲になってもいいと考えていたが、しかしヨミエルとカミュエルに出会ってから私は、思いっきり変わった。この街のダメに命を捨てようと言う考えから共に明るい未来にしようと変わった・・・ヨミエル、カミュエル。ありがとう。」
「どういたしまして。そうとう覚悟を決めたんだな。」
「ええ。やすやすと引き下がるようじゃ中村桜子のいっしょの恥になるからねぇ。」
「アハハ。それこそ桜子だ。死ぬ時は一緒だからな。いいな。」
「もちろん。あんたが死にそうな時は私も一緒に死んでやるから覚悟しとけよな。よし。今日はこれまでにしとくか。」
「大分溜まったんだな。」
「まぁね。毎日やらないと体のキープができなくてねぇ。」
「毎日やってるのか?」
「ええ。毎日やらないと天使の力が暴走しちゃうのよねぇ。自分自身でキープしないと自分が自分じゃなくなる気がしてしょうがないんだよねぇ。」
「最後まで自分自身でキープしてるんだな。カッコイイと思うぜ。」
「ありがとう。当日まで時間があるから、ちょっと努力してみょうかなぁ。体力を戻さないとな。」
「組手の相手をするぜ。それで、桜子は体力が戻って戦場に戻るなら、俺がやってやるぜ。」
「本当に?ありがとう。」
「時間が無い分ちゃちゃと始めるぞ。」
「ええ。ヨミエル。相手をお願いします。」
「かかって来い。」
退院する日まで昼間はヨミエルと、組手をやり、カミュエルは、天と地獄の話をしました。
退院をして落ち着いたころに戦いの準備を始めて空中に留まり戦いが始まる時間が一刻、一刻かと待ってました。
「桜子。大丈夫か?緊張してるのか?」
「大丈夫。ヨミエルとカミュエルと神様が私に力と信頼してくれてるから、私は、負ける気がしないね。」
「それは羨ましいものですねぇ。あなたの事がうざかられているのに。」
目の前にサラダトスとソウルラバーがいました。
ソウルラバーはなんだか辛そうにしてました。
「貴様。ソウルラバーになにした?」
「何って。だだ、縛っておるだけだ。くやしいか?私は、愉快でしょうかないんだな。」
「キサマぁ。」
「2人とも、落ち着け。助けるのとこの戦いの勝算はこちらにある。私の指示に従いなさい。」
「チッ。・・・分かったよ。頼むぜ。相棒。」
「任せな。」
「冷静でいい判断だな。しかし、こいつは役に立たないからここで死んでもらう。」
サラダトスは指を鳴らすと爆発をして煙に包まれヨミエルとカミュエルは、騒いてる中、包まれていた煙が消えるとソウルラバーに球体の中にいて無事だった。
そのままヨミエルとカミュエルの所に連れていき、2人は安心しました。
「何故だ。何故、役たたない奴が生きておるんだ?」
「フッ。あんたと会う前から戦いは始まっていたのよ。ヨミエル、カミュエル。ソウルラバーを安全な所に連れていきな。」
「おう。行くぞ。」
「はい。」
ヨミエル、カミュエルは、ソウルラバーを連れていきました。
「ウソだー。幸久。俺に力をよこしやがれー。・・・あれ?なんで来ないんだ?」
「残念でした。そこも断ち切っていたのよ。あなた一人だけだよ。さぁ、どうする?」
「フッ。小娘ひとりで何ができる。私は、この手があるんだよー。」
サラダトスは、両手を広げた瞬間にあちこちから、黒い穴が出てきて悪魔が沢山出てきました。
「こんなに悪魔が出てきたんだ。一人で出来るわけないだろう。わはははは。」
桜子は姿が天使の羽に剣を持ち鎧姿に変わり、目を開きました。
「私は、そんな簡単に負けないわ。覚悟しろサラダトス。」
「悪魔達。その女を殺せ。」
悪魔が桜子に襲いかかってるが桜子は次々と倒し始めました。
ヨミエルとカミュエルは、桜子の戦いとソウルラバーを見ているとソウルラバーの目が覚ましました。
「ここは?」
「目を覚ました。俺らのことは分かるか?」
「ヨミエルとカミュエル。それ位は分かるよ。」
「そうか。ここは地上だ。あそこで俺たちの味方の女性と俺らを酷い事した奴がそこで戦っておる。」
「彼女と付き合ってるのか?ヨミエル。」
「ああ。好きになったのは、初めてだからなぁ。仕方がないんだよなぁ。」
「俺を助けてくれたのは彼女か?」
「そうだ。俺の愛していて、俺らの戦前で戦っているんだ。」
「俺も回復してきたぜ。俺らも行くぜ。」
「おう。」
「わしら家族も参加させなさい。」
「あなた達は。もう大丈夫何ですか?」
「ああ。桜子が助けてくれたんだ。きちんと返さなきゃ意味があらんだろうが。」
「彼らは?」
「桜子の家族だ。心強いな。行くぞ。」
「おう。」
桜子の家族と、ヨミエルとカミュエルとソウルラバーが桜子の協力をして悪魔が地獄に帰って行き、地上の影響が無くひと安心した後、桜子は剣をサラダトスに向けました。
「後、お前だけだ。どうする?ここで死ぬか?」
「チッ。交渉しようじゃないか?俺の仲間になればこの街も天界も地獄もお前と一緒に手にできるぜ。拒否れば世界は終わりが訪れる。悪くない話だ。どうだ?手を組まないか?」
サラダトスは手を出て来た、みんなは桜子に罠と言って必死に止めるが桜子は手を払いをしました。
「お前みたいなゲスと手を組むなんで無いでしょう。あなたはめちゃくちゃした罪を償って頂きましょう。」
「キサマぁ。言ってる事は分かってねぇなぁ。俺を殺せばこの世界が滅ぼす事自体分かってねぇんだよ。」
「あんたが居なくとも世界は成り立つ。なにしろ、世界とは美しいが残酷で正しい世界だ。私は、この世界を好きだから最後までこの世界を愛してしまうのです。それを理解しないあなたは理解しかねるのです。消滅しなさい。」
桜子の振りかさした剣でサラダトスを真っ二つにしました。「フン。お前も同じ道を歩めば全て分かるはずだからな。」
「私を止めてくれる愛する者の達がいる限りそれはないだろうな。そして警告を感謝として受け取ろう。」
「そうか。桜子は、賢く上手だったな。幸せになれよな。」
そう言うとサラダトスは、消えました。
「桜子。サラダトスは完全に死んたのか?」
「いいや、完全に死んだわけでも消滅したわけじゃない。」
「どういう事だ?」
「悪の部分が消えたところだ。私の切り札に変わっただけた。」
桜子はボソッと言うと天のお偉い方が出てきました。
「良くやった。あなたはサラダトスを消し去った褒美をやろう。何が欲しい?」
「物の代わりに私の質問に答えていただけないでしょうか?」
「良いだろう。なんでも言ってみなさい。全て答えよう。」
「では、失礼します。サラダトスを悪の道へ進まなければならなければいけなかったんでしょうか?」
「それは答えるひ必要は無いはずだ。」
「サラダトスを初め、私の母ソフィア、ヨミエルとカミュエルの親友のソウルラバーを次々と酷い事していったのはそちらエンジェルファイズではないんでしょうか?」
「何が言いたい?」
「今、言った道りです。一つ一つ言わなければなりませんか?」
「話を聞こうか。話したまえ。」
『チッ。シラを切られるか?しかし、ここから、更に戦いが始まったばっかりだ。やるしかないな。よし。』
「サラダトスは私にすべて話してくれましたよ。『誰を地獄に落とすか。』は密かに行われていた、理由無しに『天使か悪魔が人間と恋(結婚)をして子供を作る事許されないと言う事』は、そちらが偉い人方の許可無しに押し続けた方針
。ヨミエルとカミュエルとソウルラバーの仲の良さに腹がたっていたから、もめてバラバラになるダメにソウルラバーを地獄に落とし、残りの二人で殺し合いを考えていたという考えてやったことではないんでしょうかねぇ。結果として途中までは上手くいってたようにみえていたが失敗だった訳だ。」