友達と3人で学校に肝試ししに行くことにした。
言い出したのが僕だった。
夜の2時に一番お化けが出るという噂を聞いたことあるので夜の1時50分に学校前に集合することにした。
みんなが集まって学校の門の上を通って学校に入った。初めに廊下を渡って職員室前にとりあえず行った。鍵が開いてない。当たり前だけど…。
鍵がなかったらどこにもはいれない。
まぁせっかく来たしとにかく全部の教室の前だけを通ることにした。
一階には職員室、事務室、放送室、カウンセリングルーム、技術室、理科室。
二階には3年の教室、多目的室。
三階には2年の教室、図書室。
四階には一年の教室、美術室、音楽室があった。
まずは一階の部屋から見て行ったけど特に何もなかった。
二階も三階も四階も特になかった。
拍子抜けだった。
もう帰ろうとした時にふと見ると職員室のドアが開いていた。
とりあえず入ってみた。
電気は付いてなかったけど、不思議と明るかった。一番明るかったのが鍵をいっぱい置いているとこだった。鍵をいっぱい置いているところに行って見ると紙にこう書かれていた。
「この部屋に行け」
その紙の下にあった鍵は理科室だった。
とりあえず行くことにした。
友達2人は怖いからやめようと行ったけど僕はワクワクしていたので無理矢理2人を連れて理科室に行った。
理科室につくと椅子が人数分置かれてた。
とりあえず座ると、
ガラガラガラ
ドアが勝手にしまった。
ゾクッ
寒気がした。
周りを見渡す。
誰もいない。
準備室のドアが開く。
入るといつもある人体模型がない。
いつもある人体模型のケースに張り紙がしてあった。
「今から君たちで人体模型を作ります。
理科室の方に戻ってきてください。」
えっ?
怖くなってすぐに学校の外に出ようとした。
でも、外に出ようとしても見えない壁があり外に出れない。
何かがくる!
校舎中逃げ回った。
行くところがなくなり、理科室に戻ってきてしまった。
すると、理科室から手が伸びてきて理科室の机に仰向けにされた。
見てみると誰もいないけどノコギリだけが浮いている。
それが僕は右足を1人の友達は左足もう1人の友達は右腕をギコギコ、ギコギコ。
うぎゃーーーーー!
校舎中聞こえるような声が鳴り響き、
僕たちは気絶した。
目がさめると病院にいた、パッと足を見ると右足がなかった。
僕は泣きまくった。
学校に行けるようになると、授業ももちろんある。
理科室に行くたびに右足が痛くなる。
行った友達も左足と右腕がない。
理科の授業で理科室に行く。
パッと理科の先生の足元を見るとがなかった。
影もない。
怖くなりみんなに話していると、みんなの足もない、もちろん影も…。
学校の外に逃げるとその学校は一瞬にして消えた。