「ねぇっ皆!!
諦めたら終わりだよ??」

「でも先輩、もう部長が
いなかったら・・・無理としか
いえませんよ...」

皆がうんうんとうなずいた。

部長は一番のエースで
一番活躍していた。

「そ、そうだけど...
で、でもさっ、まだ
できるじゃん!」

「もう、無理やって
諦めろよ...」

「川乃先輩まで・・・」

どうしたら...




「あっ!!」

「今度は何だよ?」

「いますっ!!次入る子いますよ!!」

「もしかして、あの二年の
転校生??」

「はいっ!!」

もう、あいつに頼るしか
すべがない


「あ、アイツじゃねーの?」

来た来た来たーーッ

「よぉッ部活申し込み
してきた!!」

チャラ男っ今はお前
にかける!!

「うんっじゃあ、
一応見学してってよ!!」


「おう、」

「さっ皆ッ頑張ろうっ
今はこいつに頼るしか
ないんだからっ!!」

皆はしぶしぶコートに
入った。



チャラ男は
上から目線のように
みんなのプレイを見ていた。


「ふーん...
まぁ、さまなってんじゃん」

お前はできんのかよッ、

苛立つ気持ちを抑えた。



「なぁッ」

「何?」

「俺入るわ」
当たり前やろ、
お前が入るいうたやろ

「んじゃ顧問の石山先生に
言ってきて」

「だれそれ?」