その日の授業は終わり
放課後・・・
「なぁー付き合えよ」
しつこく誘ってくる
チャラ男君。
「んじゃー、あたしバスケ部
のマネージャーやから」
「うん、で？」
「バスケ部弱いからあんたの力で
県大会までいったら
付き合ってあげたらいいよ？？」
「わかった。約束な？？
絶対やぞ？俺今日からバスケ部
入るから。」
「無理だって（笑）」
「約束やかんなッ！！」
こんなの無理に決まってる。
あの男達と一緒だったら
無理でしょ。
はいはい。
無理に決まってるよ・・・
どうせそのうち
プレイボーイだから
ほかの子になるでしょ。
そのときはそう...
軽く考えてた。
「お願いしますっ！！」
「部長ー！！」
遠くからかすかに
聞こえた。
あたしは何かがあったのかと
思って、体育館に急いで
駆けつけた。
「しつこいなー
俺はやめるっ！！」
は？？
「ちょ、ちょっと
先輩ッ！！何いってんですかっ！！」
あたしはびっくりして
部長に抗議しにいった。
「だーかーらー
やめるのーっ！！
こんな部活も、もう終わり
だって！！諦めろ諦めろ」
「え、でもちょ、まって」
「じゃなー」
部長は去っていった。
確かに生徒のみんなからも
先生からも終わりって
言われてるけど...
でも部長が辞めたらみんなが・・・
どうなるか...
あたしは皆の方を向いたら
案の定、
ぽかーんと口をあけて
固まっていた。
