朱理side
保健室で足をプラプラさせながら秋音が来るのを待っていた。
秋音はリレーの選手でもなく、ただ借り物競争とかに出るから練習はない。
クラスの練習も今日はないからタイミングバッチリだ〜
その時、ガラガラと、扉が開いた。
「朱理、大丈夫か?」
「うんっ、秋音もゴメンね?迎えに来てもらっちゃって」
「それはいいんだけどさ...まだ言ってねぇの?」
「...なにが?」
秋音と、私には、凛月には言えない秘密がある。
細かくいえば、この秘密には如月君も関わっている。
「とぼけるのはナシ。俺前に言ったよな?言わなきゃダメだって。言ったよな?」
「...っもう少し待ってよ。」
「ダメだ。早く言わないと俺が言うよ」
「秋音、なんで?何もしないって、俺は何も出来ないって言ってたじゃん...」
「言ったよ。朱理のことが大切だから、俺は見守るだけにしようと思った。でも、朱理がいつまでも嘘をついてるから、今こうしてるんだ」
「なんで?だって凛月のための嘘だよ?友達を傷つけない嘘ならいいでしょ?」
「良くないよ。嘘は嘘だ。それに、友達の為って言って、自分のこと苦しめてんだよ。」
「でもっ...」
「...俺にだって限界がある。」
「...」
「朱理が話さないなら」
「......」
「俺が話す」
こんなにも真剣に話をする秋音を久しぶりに見た気がする。
......嫌だよ...
だって、言ったら凛月...悲しんじゃうじゃん。
ううん、凛月が悲しむのもたしかに嫌だけど
何より私が、凛月に嫌われたくないだけ。
そんな、弱い私は
一体どうしたらいいの?
保健室で足をプラプラさせながら秋音が来るのを待っていた。
秋音はリレーの選手でもなく、ただ借り物競争とかに出るから練習はない。
クラスの練習も今日はないからタイミングバッチリだ〜
その時、ガラガラと、扉が開いた。
「朱理、大丈夫か?」
「うんっ、秋音もゴメンね?迎えに来てもらっちゃって」
「それはいいんだけどさ...まだ言ってねぇの?」
「...なにが?」
秋音と、私には、凛月には言えない秘密がある。
細かくいえば、この秘密には如月君も関わっている。
「とぼけるのはナシ。俺前に言ったよな?言わなきゃダメだって。言ったよな?」
「...っもう少し待ってよ。」
「ダメだ。早く言わないと俺が言うよ」
「秋音、なんで?何もしないって、俺は何も出来ないって言ってたじゃん...」
「言ったよ。朱理のことが大切だから、俺は見守るだけにしようと思った。でも、朱理がいつまでも嘘をついてるから、今こうしてるんだ」
「なんで?だって凛月のための嘘だよ?友達を傷つけない嘘ならいいでしょ?」
「良くないよ。嘘は嘘だ。それに、友達の為って言って、自分のこと苦しめてんだよ。」
「でもっ...」
「...俺にだって限界がある。」
「...」
「朱理が話さないなら」
「......」
「俺が話す」
こんなにも真剣に話をする秋音を久しぶりに見た気がする。
......嫌だよ...
だって、言ったら凛月...悲しんじゃうじゃん。
ううん、凛月が悲しむのもたしかに嫌だけど
何より私が、凛月に嫌われたくないだけ。
そんな、弱い私は
一体どうしたらいいの?


