今日も部活を終え、家に帰って優也へLINEを返す。

『あのさ、中林彩華って子のLINE教えてくんね?』

私の女の勘が働いた。
(え、もしかしてこれって…)

『なんで?』

私は興味本位で聞いてみた。

『真由だから言うけど…俺、中林さんのこと気になってる』

(やっぱり!)
ということはもしかして…

『彩華のLINEが欲しくて私のこと追加したの?』
『えっと、まぁ…』

(こいつめ…私を利用したんだな)
でも優也なら彩華を幸せにしてくれると思うし、私は優也の恋を全力で応援すると決めた!

『優也!彩華のことなんでも聞いてね?相談も乗るし!』
『まじありがとー!んで、いきなりだけど、中林さんになんてLINE送ればいいかな?』
『まぁ、最初はよろしくとかでしょ!』
『なんでLINE持ってんだよ。とか思わねーかな?』
『彩華バカだからそんなこと考えないよ笑』
『友達disっとんなて笑』
『彩華だからいいの笑』

その後も私と優也は彩華のことについて話した。
彩華の好きなものや今ハマってるもの…などなど。
(優也と彩華が付き合えるといいなぁ)
そう思って私はベッドに潜り込んだ。