ハルとオオカミ




「……言っただろ、俺もはるといたいって」



……うん。言ってくれたね。


だから信じたい。君とこれからも仲良くしたい。一緒にいたい。

そのためなら何だって頑張れる。負けないでいれる。強くあれる。



……君もそうだって、信じていい?







午後はアキちゃんが出場する障害物競走からだった。彼女は見事一位でゴールテープを切って、得意げに一位の旗を持つアキちゃんのベストショットが撮れた。


その後は私もアキちゃんも関わらない競技が続き、私たちは他クラスへおしゃべりにいったり体育委員や保健委員の手伝いをしたりした。



そうして、ついに借り物競走の時間がやってきた。



借り物競走の選手たちが入場すると、一気に周りが歓声と応援の声を大きくし始める。


私は他の生徒たちと同じようにアキちゃんとテント前に並ぶと、カメラを握りしめ五十嵐くんの姿をひたすら追いかけた。