謎は流しておしまい~迷探偵とやめたい助手~(仮)


「よかった。おまわりさんが来ましたよ」

怯える男性に優しく語りかけると
その男性は
「まずいっ!走って」と、大きな声を出して私の肩を抱き寄せた。

えっ?ええええ?

「逃げよう!」

「はいっ?」

さっきまで
震えて丸くなってた人は誰?
今はスイッチが入ったルンバのように素早く強い力で私を抱き寄せ、ダッシュでその場を走り去る。

「早く走る」

「はいっ!」

私達は冷たい木枯らしの中

顔を隠しながら

ただ
ひたすら突っ走る。


意味不明だーーー!