その後、どうにか晴に無理やり納得してもらい、俺は布団にくるまりそっぽを向いた。
・・・・・・よし。とりあえずこれで一安心だ。
しかし俺はこの時まだ知らなかった。
さらなる事件がこのあと起きることを・・・・・・。
「本当にわざとじゃないから!!」
「わざとかどうかなんて関係ありません!!へんたい!!」
グサッ!
俺の心にへんたいというワードが刺さる。
「・・・・・・制服、洗っておくから。脱衣所に置いといて」
「・・・はい・・・」
なんとか晴を落ち着かせ、風呂に入らせた。
いつの間にかチョコソースが髪にまでついていたからだ。
こんな寒い時に俺の服1枚でじっとしていると風邪引いちまいそうだしな。
ガラガラガラ・・・・・・と晴が風呂から上がった音が聞こえた。


