とりあえず、恥ずかしい。
頼む晴。察してくれ。
「いや、あの・・・・・・しばらくあとでいいから。ね?」
「私の話聞いてました?体を冷やしたまま放置するとまた悪化しますよ」
「や、えと・・・・・・」
正論すぎて言葉が出ない。
しょうがない。
俺は必死に、遠まわしに説明をした。
寝起きであること、具合が悪いこと、最近寝てなかったこと。
普段からこうなわけではないこと。
今日は運悪くそうなってしまったこと・・・・・・。
すると晴は無言で布団を引っ張った。
「うわああ!!ちょ!やめろよ!!」
あぶねぇ!!
もう少しで見られてしまうところだった。
・・・・・・そうか、晴はあっち側の・・・・・・
純粋側の人間なんだな・・・・・・。
嬉しいやら悲しいやら。


