・・・・・・え?
晴はいきなり俺の布団をめくり上げようとした。
「え。あ、ちょ!」
慌ててそれを阻止。
不思議そうに俺を見つめる晴。
「・・・・・・?なにしてるんですか?」
こっちのセリフだよ。
自分で見てはないけど、なんとなく分かる。
これは久々に・・・・・・うん。
やってしまっている。
まあ言うなればあれだ。
そうゆうのに敏感な中学、高校の男子なら一度は経験したことがあるだろう。
若さゆえの、自分では抑えられない、そうゆう・・・・・・あれだ。
意味の分からない人は分からないままでいい。
そのまま純粋に生きていってほしい。
もう恥ずかしいやら悔しいやらショックやらで俺のテンションはダダ下がりになった。
うう・・・・・・くっそぉ・・・・・・もう26だっていうのに・・・・・・。
自分で拭くからいい、と言ったにも関わらず、心配性な晴は引き下がらない。
冷や汗がダラダラ流れ始めた。
「ほら、汗かいてるじゃないですか」
ど・・・・・・どうする俺。
なんでこんなに年下の女の子にたじたじになっているんだ。
いい年して。
色々な感情が混ざりあって、自分の顔がどんどん赤くなっていくのを感じた。


