すると晴は照れたのか、ぷいとそっぽを向いた。 「わ・・・・・・分かりました。早く治ってくださいよ!こっちが調子狂うんで」 「はは、分かった分かった」 本当に可愛い。 この熱は風邪なのか、晴なのか、どちらが原因なのか分からなくなってくる。 ・・・・・・こんな時に幸せを感じるなんて、晴に申し訳ないな。 けれど、自然と笑みがこぼれた。 そんなとき、事件は起こった。 それは晴の一言がきっかけだった。 「先生、寝てる間かなり汗かいてたので着替えた方がいいですよ。とりあえず汗ふきますね」