「・・・・・・ん」
目を開けると、ぼんやりと天井が見えた。
俺の部屋・・・・・・だ。
「あ、起きました?」
聞き覚えのある声が隣からした。
視線だけを動かすと晴が安心したような表情でこちらを見ていた。
「・・・・・・はる・・・・・・あれ?なんで・・・・・・?」
「玄関で倒れたんですよ。鍵は勝手にポッケあさりました」
「え・・・・・・」
まったく覚えていない。
倒れたのか俺は。
晴・・・・・・が看病してくれたのか?
俺の額に晴がペタリと自分の手を当てた。
冷たくて気持ちいい。
・・・・・・じゃ、なくて。
「ちょ・・・はる・・・・・・」
「ああ起きないでくださいよ。なんか欲しいものあったら私が用意するんで。とりあえずスポドリどうぞ」
「・・・・・・」
俺がコンビニで買ったスポーツドリンクを渡され、喉が乾いていたのもあって無言で受け取った。
そうだ・・・・・・
これを買うためにコンビニ言って、帰りに晴と会って・・・・・・。
・・・・・・!


