「......えーと...」
なにかしたか?と聞かれればまあ...
心当たりがありすぎて......。
「...おい」
柚の眼鏡がギラッと光り、俺は襟元を掴まれた。
これは、うん。
怒ってるっぽいな。
「なにをしたんだ一体!!まさか無理矢理っ...!」
「ぐおっ!ちょ、やめっ...」
ブンブンと揺さぶられ頭の中がシャッフルされるようだ。
「わぁ〜和泉さんやるっすね!もうそこまでやっちゃったんすね!?」
「やってねーよ!...つかはなせっ」
大河にもそう言われバッと柚を引き剥がすと、とても冷たい目で見下ろしていた。
そういえばこいつ...俺より身長高いんだよな...。
「そんな目で見るな!なんもやってねーよ!」
「ならばなぜさっき言葉を濁した」
「...べつにお前に関係ねぇだろ」
「関係ある!」
関係ねぇだろ!


