「え〜?なになに?和泉サンて晴ちゃんのこと好きなんすか??」
鳴川も楽しそうに会話に入ってきた。
金髪にピアス、喋り方までチャラい。
だがどこか憎めない雰囲気がある。
さっきのカフェの時は花恋に連絡先を聞いていたが...見た目通り女好きみたいだな。
「和泉サン、て全部の語尾を上げるな。上げるのはい、だけであとは下げろ。和泉さん、だ」
「りょ〜かいっす!和泉サン!」
「だから和泉サンじゃなくて和泉さん...」
「そんなことはどうでもいい。時間のムダだ」
柚に怒られた。
なんで俺が怒られるんだよ...。
「つーかさ、和泉サ...和泉さんて晴ちゃんのこと好きなの??やばくね??」
「ロリコンだな」
「やばくねーしロリコンでもねーよ!!」
いやいや〜と鳴川が続ける。
「俺のやばくね?っていうのは、いい意味のやばいっすよ!」
「は?」
どういうことだ。