「いや〜ほんとびっくり!美少女とイケメンだらけじゃない!!あなたの塾どうなってんのよ!?」
コーヒーを飲みながら女の人......花恋さんはニコニコと楽しそうに言った。
近くのカフェのテラス席に座った私たちは、それぞれ飲み物をご馳走になっていた。
「だから、通ってるのはこの1番小さいやつだけだっつの!あとはその眼鏡以外面識がねぇよ」
私の頭をグシャグシャにしながら先生はそう言った。
久しぶりに先生に触れられてドキッとする。
「ちょっと!髪の毛ボサボサになるでしょ!そんな乱暴に触らないで!!」
花恋さんにペシッと叩かれた先生。
「ちっ。なんだよ」
「ごめんね〜!晴ちゃん?だったっけ?」
綺麗な顔で見つめられて少し緊張した。
「あっはい。そうです」
「ほんっとデリカシーがないのよこの男は!許してあげてね?多分一生直らないから」
あー......。
「すごい分かります」
「ね!もう最悪だよね〜!!」
「おい...俺の悪口で盛り上がってんじゃねぇぞ」
クスクスと笑う花恋さんに1番気になることを聞いてみた。
「あの...先生とはどういうご関係なんですか?」


