「じゃあ、一応、自己紹介しない?」
私の提案に、渋々乗ってくれた2人。
「私は、瀬戸南です。
高校は、普遍高校です。えと、16歳です。
これからよろしくね!」
拍手は一切なく、なんだか恥ずかしかった。
「凜南わぁ、瀬戸凜南〜っ!
同い年だよー。てかてか、ちなみに昨日出会ったよね二人とも!きゃはは!」
偶然だね〜っと笑った南ちゃん。
「僕は、瀬戸歩。
白檀高等学校に通ってる。同じく、16歳だ。
とにかく勉学に励みたいから、早く済まして欲しい。」
ちょっと、ムッとした。
「ん…じゃ、じゃあさご飯とかどうする?
お風呂も、洗濯物も…。
私が考えたのは係りで週交代なんだけど。」
「それでいいんじゃな〜い?きゃはってかあ小学生みたいだね」
ちょっとバカにされた感じかな、、私。
「僕も賛成だ。ご飯は、いつも家で食べている派だ。
分担したり、協力は僕の苦手分野だから…南が分けてくれ。」


