「そうか。だから、母は…監護権で僕と暮らした。
しかし、親権でこの僕の父親と言う方は子供の様々なことを決めることが出来る。
だからそれを利用して…
だが、親権を持ってるものは一緒に暮らせるというわけではない…。そういうことか。」
ブツブツと独り言のように言った白檀高の男子。
というと、、あのおじさんとは暮らせない。
そもそも、暮らさない。
…ということは?
「どういうこと…?」
私は、問いた。
ニヤ、と笑ったおじさん。
「君たちはこの家で1ヶ月住んでもらう。
君たち3人でな。広く住みやすい家だぞ~?」
「ふーん、ここ住みやすそうだし私賛成~。」
荷物を持って入っていくギャル。
「ちょっ!!凜南!」
母親らしき人は止めようとするが、そのままギャルは歩き…
ドアはガチャリ、と閉まった。


