しばらくして、神田が疲れた顔をして席にやって来た。
なんか、心臓が、ばくばくする。
「どーして女子ってあんなに話長いのかね~」
「知らん。」
「その点、野崎は疲れないから楽~」
カチン。
普段から言われているようなことなのに、なんか、いやだ。
「あっそ、どうせ私は女子に入りませんよ」
「え、いやそうじゃなくて」
「…」
「今日はご機嫌斜めですか?姫?」
「刺され」
「何が!?」
…どうせ。
「わたしは料理も出来ないような女ですよ…」
今日も堂堂と母の手作り弁当ですよ。
あの子はきっと自分で作ってるに違いない。
「なに、会話聞いてたの?」
「…」
もう、恥ずかしい。察してほしい。
気になってたなんて、死んでも言えない。
「大丈夫だよ、料理は俺が教えてあげるから~」
…そうじゃない!
くそ、なんでこんなときだけ鈍感なの!
「ばか」
「え~…」
「し、し…」
「し?」

