「助かったよ。天音さん演技が上手で」
「当たり前よ…私に不可能は無いんだから」
どうしてこう、私ってば強がりなんだろう…。
成宮のエスコートも良かったから、自然に私もシンデレラを演じれたのに。
素直なシンデレラだったら、“ありがとう”って言えるのかな…。
「そうだね。でも天音さんにも不可能なことはあるんじゃない?」
意味深な言葉を残していきながら、ラジカセを持って体育館から出ていく成宮。
「な、何が言いたいのよ…」
またラジカセの恩借りたし……
やっぱり、ムカつくー!!
一体、私の何を知ってるっていうのよ…。



