犬系男子に振り回されてます…





「フッ…馬鹿みたい。」



彼女いるのに行かないで。



なんてこと言えるはずも無いのに、無意識に成宮の服引っ張るとか…



やっとこれが恋と知った時には、もう遅かった。



もっと早く素直になっていたら、成宮はあの子じゃなくて私の方にも振り向いてくれたのだろうか。



「……っ。」



こんなの…私が惨めみたいじゃない。



唇をキュッと噛み締める。



意味もなく簡単に『可愛い』とか言ってくるから、変に期待して。



離れて行かない。
どこかに、そう思っている自分がいた。